カルガモ
榎本茂
発起人:榎本茂
カルガモプロジェクトとは:説明
親子のカルガモの姿は都会の水辺に潤いを与える象徴的な存在です。運河に囲まれた芝浦アイランドでも、かつては沢山のカルガモの姿を見ることが出来ました。 またカルガモたちに帰ってきてもらいたいーそんな声に応えるべく「カルガモプロジェクト」が発足されました。

港区芝浦港南地区総合支所の区民参画組織「港区ベイエリア・パワーアッププロジェクト」の取組として発足されたこのプロジェクトでは、 カモの生態を調べ、世界初となるカルガモの人工巣を設計しました。

運河の上に設置された人工巣では、初年度から沢山のヒナが誕生し、多くのカルガモが戻ってきてくれました。
カルガモシルエット
カルガモ
カルガモプロジェクトとは:説明
カルガモは他の多くの鳥がするように、巣で待つヒナに親がせっせと餌を運ぶような育て方をしません。
ヒナは生まれてすぐに自分の力で泳ぎ、餌を獲らなければならないのです。親はいつもヒナのそばにいて、 泳ぎ方や餌の捕り方を教え、外敵の攻撃などの危険が迫ると盾になって子をかばいます。
このようなカルガモのたくましく生きる姿を観察することで、親子の絆について考える機会となれば・・・ そんなメッセージがこのプロジェクトには込められています。

カルガモプロジェクトの歴史

H18年 港区に榎本がカルガモの人工巣設置を提案

H19年4月 カルガモプロジェクト発足

H19年12月 カルガモの人工巣、休息所設置

H20年5月 カルガモの人工巣からヒナ誕生!

H20年9月 水鳥のガイドパネルを橋と遊歩道に設置

H21年5月 ヒナ誕生(2期目)

H22年5月 ヒナ誕生(3期目)

H22年12月 第2号人工巣設置(間伐材使用)

H23年5月 ヒナ誕生(4期目)

H23年7月 カメラ設置(節電により未開通)

H24年5月 ヒナ誕生(5期目)

H25年3月20日 カメラライブ中継開始、同時に産卵開始

H25年4月 抱卵確認

H25年4月28日 ヒナ9羽誕生(6期目)撮影成功!

H26年5月2日  ヒナ9羽誕生(7期目)

H27年4月30日 ヒナ6羽誕生(8期目)